「写真を少し動かして、SNSに載せる短い動画を作りたい」「文章から動画を作れるAIが気になる」。そんなときに候補になるのが、Deevid.ai(ディービッド・エーアイ)です。
名前だけでは何ができるサービスなのか、少し分かりにくいですよね。ひと言でいえば、文章・画像・動画・音声などを材料にして、AIで動画や画像を作れるオンラインサービスです。今回は、初めて触る人が迷いやすいポイントを、実際の流れに沿ってやさしく見ていきます。
Deevid.aiとは?
Deevid.aiは、専門的な動画編集ソフトを使わなくても、指示文や手持ちの画像から短い動画を生成できるサービスです。Webブラウザのほか、同じアカウントでパソコンやスマートフォンから利用できます。
主な機能は次のとおりです。
- Image to Video:写真やイラストを動かす
- Text to Video:文章だけで映像を生成する
- Video to Video:既存動画の雰囲気やスタイルを変える
- Reference to Video:複数の画像・動画・音声を参考にして作る
- AI Ad:商品画像などから広告向け動画を作る
- AIアバター、読み上げ音声、AI音楽、リップシンクなど
いきなり全部を使う必要はありません。初心者なら、まずはImage to Videoで1枚の画像を5秒ほど動かすところから始めると、仕組みをつかみやすいですよ。
Deevid.aiの始め方
- 公式サイトを開く
- 「Start For Free」を選ぶ
- Googleアカウントなどで登録・ログインする
- 「Create with Agent」または使いたいAIツールを選ぶ
「どの機能を選べばよいか分からない」という人は、会話形式で希望を伝えられるCreate with Agentが便利です。一方、画像を動かすなど目的が決まっている場合は、AI Toolsから機能を直接選ぶほうが設定しやすくなります。
写真を動画にする使い方
Image to Videoでは、人物写真、商品画像、風景、イラストなどに動きを加えられます。
- 「Image to Video」を開く
- 動かしたい画像をアップロードする
- プロンプト欄に、どこをどう動かすかを書く
- 解像度、動画の長さ、出力数などを選ぶ
- 「Create」を押して完成を待つ
- 結果を確認し、必要なら指示を変えて再生成する
例えば、人物写真なら次のように書けます。
カメラがゆっくり近づく。人物は自然に微笑み、髪と服だけが風でわずかに揺れる。顔立ち、服装、背景は変えない。明るく落ち着いた雰囲気。
「きれいに動かして」だけではAIの判断範囲が広くなります。主役・動き・方向・速さ・カメラ・光・変えてほしくない部分を分けて書くのがコツです。
文章から動画を作る使い方
Text to Videoは、画像を持っていなくても使えます。作りたい場面を文章で伝え、縦横比や長さ、画質などを設定して生成します。
プロンプトは、次の順番で考えるとまとまりやすくなります。
主役 → 場所 → 動作 → カメラ → 光や雰囲気 → 画角 → 入れたくない要素
白いスタジオで、小さな化粧品ボトルが中央に置かれている。カメラは商品へゆっくり近づく。背景の光だけが柔らかく動く。清潔感のある広告映像、9:16、文字やロゴは追加しない。
長いストーリーを一度に作るより、5秒前後の場面を数本作り、あとでつなげるほうが修正しやすくなります。
Reference to Videoはどんなときに使う?
Reference to Videoは、画像・動画・音声を参考素材として渡し、人物や商品の見た目、カメラワーク、世界観などをそろえたいときに向く機能です。
同じ人物を複数の場面に登場させたい場合は、正面だけでなく斜めや全身など、角度の違う鮮明な画像を用意すると意図を伝えやすくなります。ただし、毎回まったく同じ見た目になるとは限らないので、顔、ロゴ、商品形状などは必ず完成後に確認しましょう。
SNS動画を作るときの設定
- YouTubeの横動画:16:9
- TikTok・YouTube Shorts・Instagram Reels:9:16
- Instagramフィード:1:1または4:5
最初に掲載先を決めておくと、あとから人物や文字が切れる失敗を減らせます。広告動画なら、冒頭1〜2秒で「何の動画か」が分かる映像にし、最後に商品名や次の行動を入れると見やすくなります。
料金と無料で試せる範囲
公式料金ページによると、2026年8月17日時点では、新規登録時に20無料クレジットが付与され、目安として約4本の動画を試せます。無料生成の動画にはウォーターマークが入ります。
年払いを選んだ場合の月額換算は、Liteが10ドル、Proが25ドル、Premiumが119ドルです。月払いはそれぞれ14ドル、35ドル、159ドルと案内されています。Liteは最大720P、ProとPremiumは最大1080Pです。
ただし、必要なクレジット数は、利用するAIモデル、動画の長さ、画質、出力数などで変わります。「最大40動画」と書かれていても、すべての条件で40本作れるという意味ではありません。料金や条件は変わる可能性があるため、契約前に公式ページで確認してください。
使う前に知っておきたい注意点
- 自分に権利のない写真、動画、音声を無断でアップロードしない
- 芸能人や他人の顔を、本人が話したように見せる用途に使わない
- 商品名、ロゴ、細かい文字、指や顔は生成後に確認する
- AI生成であることを隠すと誤解を招く場面では、説明を添える
- 有料プランは自動更新のため、更新日と解約条件を確認する
有料プランでは商用利用が案内されていますが、元素材の権利まで自動的に許可されるわけではありません。広告やアフィリエイト用に使う場合は、利用規約やコンテンツポリシーも確認しましょう。
初心者におすすめの進め方
- 無料クレジットでImage to Videoを1本作る
- 低めの画質・5秒・1出力で動きを確認する
- 同じ画像でプロンプトを2〜3種類試す
- 良い指示ができてから高画質で再生成する
- 複数の短い動画を編集アプリでつなぐ
Deevid.aiだけで長い動画を一気に完成させようとすると、クレジットも修正時間も増えがちです。まず短い素材を作り、字幕やナレーション、音楽、細かなカット編集はCanvaやCapCutなどで仕上げると進めやすくなります。
まとめ
Deevid.aiは、写真を動かしたい人にも、文章から映像を作りたい人にも使えるAI動画サービスです。難しそうに見えますが、最初は「1枚の画像を5秒動かす」だけで十分。使い方が分かってきたら、商品広告、解説動画、SNSの短い映像へ少しずつ広げていきましょう。
