「Lemon8って、写真がおしゃれなアプリだよね」
名前や黄色いレモンのロゴは見たことがあるけれど、InstagramやTikTokと何が違うのかはよく分からない。そんな方も多いのではないでしょうか。
Lemon8(レモンエイト)は、ファッションや美容、グルメ、旅行、暮らしなどの情報を、写真や動画、文章で探したり共有したりできる無料のライフスタイルアプリです。
ただ写真を眺めるSNSというより、「週末に行くカフェを探したい」「買う前にコスメの比較を見たい」といったときに役立つ、ビジュアル中心の情報検索アプリとして使われているのが特徴です。
今回は、Lemon8の基本的な仕組みや人気の理由、InstagramやPinterestとの違い、使うときに気をつけたい点まで、いっしょに見ていきましょう。
Lemon8とは、どんなアプリ?
Lemon8は、暮らしに関するアイデアや体験を投稿し、ほかの利用者と共有できるライフスタイルコミュニティです。日本では2020年にスタートし、その後アメリカや東南アジアなどにも広がりました。
現在のApp Store公式ページでは、「TikTokが提供するライフスタイルコミュニティ」と案内されています。開発元もTikTok Ltd.で、TikTokのアカウントと連携して利用できる仕組みになっています。
アプリ内には、次のような幅広い投稿があります。
- ファッション・コーディネート
- メイク・コスメ・スキンケア
- カフェ・レストラン・簡単レシピ
- 旅行・ホテル・おでかけスポット
- インテリア・収納・家事
- 子育て・健康・ウェルネス
- 趣味・勉強・仕事に役立つアイデア
ひとつのテーマに絞らず、毎日の暮らしに関わる情報をまとめて探せるのが便利なところです。
最大の特徴は「ジャンル別に探しやすい」こと
Lemon8を開くと、興味に合わせたおすすめ投稿が表示されます。さらに、グルメ、美容、ファッション、旅行など、テーマを意識しながら情報を探せます。
たとえば「新宿 ランチ」「40代 プチプラコーデ」「敏感肌 化粧水」と検索すると、写真だけでなく、価格、場所、感想、比較ポイントなどを盛り込んだ投稿が見つかります。
検索サイトの記事ほど長くなく、短い動画だけよりも情報量が多い。その中間のような読みやすさがあります。
気になる投稿は保存しておけるため、旅行前の候補一覧、購入を迷っているコスメ、今度作りたいレシピなどを集める“自分用のメモ帳”としても使えます。
Instagramとは何が違うの?
Lemon8とInstagramは、どちらも写真や動画を楽しむアプリなので、最初は違いが分かりにくいかもしれません。
Instagramは、知り合いや好きな芸能人、ブランド、クリエイターをフォローして、「誰が投稿したか」を軸に見ることが多いSNSです。
一方のLemon8は、投稿した人を知らなくても、「知りたいテーマ」から情報にたどり着きやすい設計です。
- Instagram:人とのつながりや近況、世界観を楽しみやすい
- Lemon8:美容、グルメ、旅行などの具体的な情報を探しやすい
もちろん、実際には両方の使い方が重なります。それでも「友達の最近を知りたいならInstagram」「次に行く店を探したいならLemon8」と考えると、違いをつかみやすいでしょう。
PinterestやTikTokとの違いは?
Pinterestとの違い
Pinterestも、画像を保存しながらアイデアを集められるサービスです。インテリアやデザイン、レシピなど、未来にやりたいことを集めるのに向いています。
Lemon8は、そこに利用者本人の体験談や文章、商品レビュー、店の情報などが加わった印象です。「こんな雰囲気が好き」だけでなく、「実際に行ったらどうだった?」「価格はいくら?」まで知りたいときに便利です。
TikTokとの違い
TikTokは、短い動画を次々と楽しむのが中心です。Lemon8にも動画はありますが、複数の写真と文章を組み合わせた“読み物型”の投稿が多く、あとから見返したい情報を残しやすくなっています。
現在はTikTokとのアカウント連携が進み、写真コンテンツを両サービスで活用しやすくなりました。TikTokは公式ニュースルームで、この連携を2024年11月から順次開始したと案内しています。
投稿を見るだけでも使える?
「SNSは投稿しないから、自分には必要ないかも」と思う方もいるでしょう。Lemon8は、見るだけでも十分に楽しめます。
最初は、気になるジャンルを検索して、役立ちそうな投稿を保存するだけで大丈夫です。見たり保存したりする内容に応じて、おすすめ欄も少しずつ自分の興味に近づいていきます。
たとえば、こんな場面で使えます。
- 休日に行ける近場のおでかけ先を探す
- レストランの雰囲気や人気メニューを見る
- コスメを買う前に色味や使用感を比べる
- 冷蔵庫にある食材で作れるレシピを探す
- 収納や片づけのアイデアを集める
- 旅行先の写真映えスポットや注意点を調べる
検索結果を文章だけで読むより、写真で直感的に選びたい人と相性のよいアプリです。
投稿するなら、アプリ内で写真を整えられる
Lemon8には、写真や動画を編集する機能も用意されています。テンプレート、文字、スタンプ、フィルターなどを使えるため、編集用のアプリをいくつも行き来しなくても投稿を作れます。
たとえばカフェの紹介なら、1枚目に店名やおすすめポイントを入れ、続く写真にメニューや価格、アクセスを書き添えることができます。雑誌の小さな特集ページを作るような感覚ですね。
文章が得意でなくても、用意されたレイアウトに写真と短い言葉を入れていけば、情報が伝わりやすい投稿になります。
利用者は20代女性だけではありません
Lemon8は、以前は「20代女性を中心に人気のアプリ」と紹介されることが多く、2023年には国内累計1,600万ダウンロードを超えたと報じられました。
ここで気をつけたいのは、1,600万人の月間利用者がいたという意味ではなく、累計ダウンロード数として紹介された数字だという点です。
また、利用者の年代にも変化があります。Lemon8が2024年に発表した投稿・閲覧傾向の調査では、20〜40代の女性閲覧者のうち、半数以上を30〜40代女性が占めました。美容やファッションだけでなく、ウェルネス、子育て、家事、カフェ巡りなどへテーマが広がったことが背景にあります。
若い女性だけのアプリと思っていた方にとっては、少し意外かもしれません。現在は、30代・40代の暮らしの悩みや興味にも合う投稿が見つかりやすくなっています。
なぜ情報収集アプリとして人気なの?
写真だけでなく、必要な情報がまとまっている
きれいな料理の写真だけでなく、店名、価格、営業時間、注文した感想などが一つの投稿にまとまっています。検索して何ページも行き来する手間を減らせるのが魅力です。
利用者の体験が伝わりやすい
企業の公式サイトだけでは分かりにくい、混雑具合、店内の雰囲気、商品の使い心地などを知るきっかけになります。広告のように整った情報だけでなく、実際に試した人の視点を見られるところが支持されています。
保存してあとから使える
その場で全部覚える必要はありません。気になった情報を保存し、買い物や旅行の直前に見返せます。眺めて終わるだけではなく、現実の行動につなげやすいSNSなのですね。
検索するほど好みに近づく
おすすめ欄には、閲覧や反応などをもとに興味に合いそうな投稿が表示されます。自分では思いつかなかった店や商品に出会える一方、似た情報ばかりが続くこともあります。目的があるときは、検索欄も一緒に使うのがおすすめです。
始め方は難しくありません
- App StoreまたはGoogle PlayからLemon8をインストールする
- 画面の案内に従い、TikTokアカウントでログイン・連携する
- 興味のあるジャンルや投稿を見てみる
- 気になる言葉を検索する
- あとで見たい投稿を保存する
最初から投稿する必要はありません。まずは「地名+ランチ」「年代+コーデ」「悩み+スキンケア」のように、具体的な言葉で検索してみると、便利さが分かりやすいでしょう。
利用するときに気をつけたいこと
投稿内容がすべて事実とは限らない
体験談は参考になりますが、感じ方には個人差があります。化粧品の効果、健康情報、料金、営業時間などは、投稿だけで決めず、商品や店舗の公式情報も確認しましょう。
広告やPR表記を確認する
商品や店を紹介する投稿の中には、企業から依頼を受けた広告もあります。「PR」「提供」「広告」などの表示がないかを見て、一般の感想と区別しながら読むことが大切です。
写真に個人情報を写さない
自宅、勤務先、学校、車のナンバー、郵便物などが写り込むと、思わぬ個人情報の公開につながります。投稿前に、写真の隅まで確認しましょう。他人の顔や店内を撮影するときは、撮影・公開のルールにも配慮が必要です。
TikTokとの公開範囲を確認する
Lemon8とTikTokはアカウントや投稿の連携が進んでいます。両方を使う場合は、それぞれのプロフィールが公開か非公開か、投稿がどこへ共有されるかを確認してから使うと安心です。
まとめ
Lemon8は、ファッション、美容、グルメ、旅行、暮らしなどの情報を、写真や動画と文章で探せる無料アプリです。
Instagramのような見やすさと、検索サイトのような実用性、Pinterestのような保存のしやすさを少しずつ持ち合わせています。
以前は20代女性のアプリという印象が強かったものの、現在は30〜40代女性にも支持が広がり、子育てや健康、家事などの情報も増えました。
「SNSに自分から投稿するのは少し苦手」という方も、まずは見るだけ、保存するだけで大丈夫です。次の休日の行き先や、毎日の小さな悩みを検索してみると、Lemon8が“眺めるSNS”というより、“暮らしに使う情報帳”であることが見えてきますよ。

