中高生の会話で「Whoo見たら、まだ学校にいた」「充電もう少ないよ」といった言葉を聞いて、「Whooって何?」と思ったことはありませんか。
Whoo(フー)は、友達や家族と現在地を共有できる位置情報SNSです。地図上で相手がいる場所を見るだけでなく、滞在時間、スマートフォンのバッテリー残量、移動経路なども確認できます。
便利な一方、家や学校、毎日の行動パターンまで伝わる可能性があるアプリです。この記事では、Whooの特徴、Zenlyとの関係、始め方、若い世代に支持される理由、安全に使うための設定までやさしく解説します。
Whoo(フー)とは?
Whooは、日本の株式会社LinQが開発・運営する位置情報共有アプリです。2022年12月にサービスを開始し、2026年4月時点で世界累計3,500万ダウンロードを超えたと公式発表されています。
| アプリ名 | whoo(フー) |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社LinQ |
| サービス開始 | 2022年12月 |
| 料金 | 基本無料(広告・アプリ内購入あり) |
| 対応 | iPhone・Android |
| 主な用途 | 承認した友達や家族との位置情報共有 |
アプリの最新情報はWhoo公式サイトと、運営会社の株式会社LinQ公式サイトで確認できます。
Whooで分かること
友達の現在地
友達申請を相手が承認すると、お互いのアイコンが地図に表示されます。「駅に着いた」「まだ家にいる」「もう会場の近くにいる」といった状況を、メッセージを送らなくても確認できます。
ただし、GPSの精度、電波状況、端末設定によって表示にずれや遅れが出ることがあります。地図の位置だけを見て「本当はここにいる」と決めつけないことが大切です。
その場所にいる時間
同じ場所にいる時間が表示されるため、「学校に着いてから何時間たったか」「お店にどのくらいいるか」などが分かります。待ち合わせの目安には便利ですが、表示時間が実際とずれる場合もあります。
バッテリー残量とオンライン状況
友達のスマートフォンのバッテリー残量や、オンライン・オフラインの状態も確認できます。返信が来ないときに「無視されているのではなく、充電が切れそうなのかも」と分かると、余計な心配を減らせます。
一方、バッテリー表示が更新されていないときは、通信が不安定、位置情報が停止中、アプリが古いなどの可能性があります。数字が常にリアルタイムとは限りません。
移動経路・到着までの目安
相手までの経路や移動時間を確認できる機能もあります。ショッピングモール、テーマパーク、フェスなど、広い場所で友達と別行動したあとに合流したいときに便利です。
チャットやコミュニケーション
地図を見るだけでなく、アプリ内で友達とチャットしたり、スタンプなどで反応したりできます。Whooは単なる見守り用GPSではなく、地図を使って友達との会話を生み出すSNSとして作られているんですね。
Zenlyの後継アプリなの?
Whooは、位置情報共有アプリ「Zenly(ゼンリー)」の終了後に、“Zenlyの代わり”として注目されたアプリのひとつです。Zenlyは若い世代を中心に人気でしたが、2023年にサービスを終了しました。
ただし、WhooはZenlyの運営会社が引き継いだ正式な後継サービスではありません。アカウントや友達データが移行されたわけでもなく、株式会社LinQが独自に開発した別のアプリです。
| 比較 | Zenly | Whoo |
|---|---|---|
| 現在の提供 | サービス終了 | 提供中 |
| 運営 | Snap傘下で運営されていた | 日本の株式会社LinQ |
| 基本機能 | 友達とのリアルタイム位置共有 | 友達とのリアルタイム位置共有 |
| 周辺情報 | 滞在・移動・バッテリーなど | 滞在時間・移動経路・バッテリーなど |
| アカウント | Whooへの引き継ぎはない | 新しく登録して友達を追加 |
「位置情報をただ表示するだけではなく、友達とのコミュニケーションを楽しくする」という方向が似ていたため、Zenly利用者の受け皿として広がったと考えるのが正確です。
なぜ中高生やZ世代に人気なの?
連絡しなくても“今”が分かる
「今どこ?」「もう着いた?」と何度もメッセージを送らなくても、地図を見るだけで状況が分かります。友達に返信を急かさず、さりげなく確認できるのが便利です。
離れていても一緒にいる感覚がある
直接会っていない日でも、友達が学校、アルバイト、買い物などへ動いていることが地図から伝わります。会話をしなくても相手の生活が少し見えることが、若い世代にとっては“つながっている安心感”になるようです。
待ち合わせやイベントで便利
駅、花火大会、文化祭、テーマパークなど、人が多い場所での合流に役立ちます。「東口にいる」「入口の近く」と言葉で説明するより、地図上の位置を見たほうが早い場合もあります。
バッテリー表示が気遣いにつながる
相手の充電が少なければ、長電話を控えたり、「モバイルバッテリーあるよ」と声をかけたりできます。居場所を監視するためではなく、状況を知って気遣うために使う人もいます。
Whooの始め方
- 公式ストアからWhooをダウンロードする
- アプリの案内に沿ってアカウントを作る
- プロフィール画像や名前を設定する
- 位置情報の利用方法を確認して許可する
- 実際に知っている友達へ申請を送り、相手に承認してもらう
- 共有範囲やゴーストモードを確認する
iPhoneはApp StoreのWhoo公式ページ、AndroidはGoogle PlayのWhoo公式ページから入手できます。
基本利用は無料ですが、広告やアプリ内購入があります。ストアには有料機能も掲載されているため、購入画面が表示されたら金額と内容を確認してから進みましょう。
居場所を隠したいときは「ゴーストモード」
Whooには、共有する位置の見せ方を友達ごとに調整できる「ゴーストモード」があります。
- 正確:リアルタイムの正確な位置を表示する
- ぼかす:実際の場所の周辺にランダムな位置を表示する
- 固定:設定する直前の位置で表示を止める
「今日はひとりで過ごしたい」「家の正確な場所までは見せたくない」と感じたら、共有を続ける義務はありません。Whoo公式のゴーストモード説明を確認して、自分が安心できる設定に変更しましょう。
中高生が使うときに気をつけたいこと
知らない人とは位置情報を共有しない
SNSで知り合っただけの人、会ったことがない人から申請されても、安易に承認しないでください。位置情報から、自宅、学校、アルバイト先、よく行く店、帰宅時間などが分かる可能性があります。
友達だからといって24時間見せる必要はない
「位置を消したら怪しまれる」「共有しないと仲間外れになる」と感じる使い方は健全とはいえません。お互いに見せたくない時間があることを前提にして、ゴーストモードを使っても責めないルールを作りましょう。
地図だけで相手を責めない
GPSには誤差があり、電波やバッテリー節約設定によって更新が止まることもあります。「家にいるはずなのに違う場所にいる」「返信しないのにオンラインだ」と地図だけで判断すると、友達関係のトラブルにつながります。
保護者も“監視”ではなく話し合いを
見守り目的で使う場合も、本人に黙って常に確認するのではなく、どんな場面で見るのかを話し合うことが大切です。「帰宅が遅いときだけ」「災害時や旅行中だけ」など、目的と範囲を決めておくと安心につながります。
バッテリー消費を確認する
バックグラウンドで位置を更新するため、端末設定や使い方によっては電池消費が増える場合があります。App Storeも、アプリを開いていないときに位置情報を使用し、バッテリー駆動時間が短くなる可能性を案内しています。
位置が更新されないときは?
- スマートフォンの位置情報が許可されているか確認する
- Wi-Fiまたはモバイル通信が利用できるか確認する
- アプリを最新版に更新する
- 省電力・データ節約設定でWhooが制限されていないか確認する
- 相手がゴーストモードを設定していないか、本人に確認する
- アプリとスマートフォンを再起動する
相手の位置やバッテリーが止まって見える場合も、ただちに異常や嘘と考えないでください。電波が弱い、アプリを削除した、設定が変わったなど、いくつもの原因があります。困った場合はWhoo公式トラブルシューティングを確認しましょう。
まとめ
Whooは、承認した友達や家族と現在地、滞在時間、バッテリー残量、移動経路などを共有できる位置情報SNSです。Zenly終了後に似た使い心地を求める人から注目され、若い世代を中心に広がりました。
連絡しなくても相手の状況が分かるのは便利ですが、その安心感は、お互いが納得して共有していることが前提です。知らない人を追加しない、見せたくないときはゴーストモードを使う、位置の表示だけで相手を疑わない。この3つを意識しましょう。
Whooは監視するためではなく、待ち合わせを楽にしたり、離れた人を気遣ったりするための道具です。使う前に友達や家族とルールを話し合えば、安心して楽しめますよ。

