投稿したら流れていくはずのSNS写真を、あえて印刷してノートへ貼る「BeReal.ノート」が2026年の注目トレンドになっています。
デジタルネイティブの若者が紙のアルバムを作るのは、少し不思議に見えるかもしれません。でも、加工していない普通の日常ほど、後から見返すと大切な記録になります。
BeReal.ノートとは?
BeReal.ノートとは、写真共有アプリ「BeReal.」で撮影した写真をプリントし、ノートやアルバムへ貼って作る個人の記録帳です。日付、短いコメント、シール、チケットなどを添えることもあります。
SHIBUYA109 lab.トレンド予測2026では、リアルな日常を残す楽しさと、自分だけの思い出を形にできる特別感が話題になっていると紹介されました。
そもそもBeReal.はどんな写真?
BeReal.は、一日一回、不規則な通知に合わせて前後のカメラで撮影し、友達と日常を共有するSNSです。準備された“映える瞬間”より、そのとき何をしていたかを残す設計が特徴です。
日本では利用者が増え、ITmedia NEWSによると、2026年6月に国内月間アクティブユーザー650万人を突破し、18~23歳が過半数を占めました。
なぜデジタル写真を紙へ戻すの?
流れていく投稿を“思い出”に変えられる
SNSの投稿は新しい情報に押され、見返さなくなりがちです。紙へ貼ると、一日一枚の写真がページの中で立ち止まり、「この日は何を話していた?」と思い出すきっかけになります。
反応の数から離れられる
ノートは、いいねやコメントを集めるためのものではありません。自分が残したい写真を自分の基準で選べます。
手を動かす時間がスマホ休憩になる
SHIBUYA109 lab.の調査では、15~24歳の62.2%がスマホ疲れを感じ、SNS利用時間を減らしたい人は67.6%でした。写真を印刷し、切り、貼り、書く作業は、デジタルの記録を使いながら画面から離れる方法です。
準備するもの
- A5やB6程度のノート、リングアルバム
- 写真プリンター、コンビニプリント、写真店のプリント
- テープのり、写真用コーナーシール
- 日付スタンプ、細字ペン
- シール、マスキングテープ
- チケットやレシートを入れる小さなポケット
毎日続けたいなら、小さなノートと小さな写真が扱いやすいでしょう。週末にまとめるなら、見開き一週間の手帳も向いています。
作り方
- 期間を決め、BeReal.の写真から残したいものを選ぶ
- 写真を同じサイズで印刷する
- 日付順またはテーマ別に仮置きする
- 写真を貼り、短い言葉を一行だけ書く
- 余白へシール、チケット、天気などを加える
きれいに作り込む必要はありません。「眠かった」「帰りにアイスを買った」など、写真だけでは分からない一言のほうが、数年後には価値のある記憶になります。
続けやすくするコツ
毎日一ページではなく、一週間で見開き一つにすると負担が減ります。写真を全部使わず、月に10枚だけ選ぶ方法でも十分です。
色を決めすぎると材料選びで疲れるため、黒いペン一本と日付だけでも構いません。完成度より、後からページを開きたくなることを優先しましょう。
写真を印刷するときの注意
BeReal.には自分だけでなく、周囲の人や場所も写ります。友達の顔を印刷して誰かへ見せたり、ノートの写真を別のSNSへ載せたりするときは、本人へ確認しましょう。
職場や学校の資料、パソコン画面、名札、住所、位置情報が写っていないかも確認が必要です。公開範囲が友達限定だった写真を、紙だから自由に配ってよいわけではありません。
長く保存するなら、感熱紙ではなく写真用紙を選び、直射日光と湿気を避けます。テープも写真保存向けの酸が少ない製品だと変色を抑えやすくなります。
30代・40代なら家族アルバムにも
BeReal.を使っていなくても、スマホで撮った何気ない日常写真を一日一枚選べば、同じ楽しみ方ができます。特別な旅行や誕生日だけでなく、夕食、散歩、子どもの落書き、ペットの寝顔などを残します。
昔の写真アルバムと違い、毎日スマホにたまる大量の写真から“小さな普通”を選ぶのがBeReal.ノートらしさです。
まとめ
BeReal.ノートは、SNSの無加工な日常写真を印刷し、紙のアルバムとして残す楽しみです。スマホの中で流れていた一枚が、手を動かして貼ることで自分の記憶へ変わります。
毎日続けなくても、月に数枚から始められます。友達のプライバシーへ配慮しながら、見せるためではない自分だけの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

