10代の子と話していて、「今日好」という略称が出てきて戸惑ったことはありませんか。
『今日、好きになりました』——通称「今日好」は、いまの高校生にとって、もっとも見られている番組のひとつです。
『今日、好きになりました』とは?
高校生を中心とした男女が、数日間の旅を通して恋愛に向き合うABEMAの恋愛リアリティーショーです。
旅の最終日に告白し、カップルが成立するか決まる。この単純明快な区切りが、シリーズを通した基本の形になっています。
どのくらい見られているの?
渋谷トレンドリサーチの2026年夏の調査では、高校生が選ぶ人気テレビ番組で33.5%を獲得し、7期連続の1位となっています。
3人に1人が挙げる番組というのは、いまの分散した視聴環境ではかなり異例の数字です。
なぜここまで支持されるの?
登場人物が同世代
出演するのは、基本的に同じ年ごろの高校生です。芸能人の恋愛ではなく、自分と地続きの人の恋愛として見られます。
期間が短く、区切りがある
1つの旅は数日間。長期間追いかけなくても結末まで見届けられます。忙しい合間でも完走できる長さです。
結末が毎回はっきりする
告白の場面で、成功か不成立かが必ず決まります。曖昧に終わらないので、感想を言い合う土台ができます。
SNSと一体で楽しむ番組
今日好が強いのは、番組の外側です。
- 放送直後に、誰を推すかで意見が割れる
- 告白シーンが切り抜かれて拡散する
- 出演者本人のSNSをフォローして、その後を追う
見て終わりではなく、見たあとに話すところまでが一体になっています。「推し」の考え方が恋愛番組にも及んでいる、と言えるかもしれません。
出演者はその後インフルエンサーに
番組をきっかけに知名度が上がり、SNSで活動を広げる出演者も多くいます。10代に人気のアカウントをたどると、出演経験者に行き着くことは珍しくありません。
若い世代の流行を追ううえで、この番組は人材の入り口としても機能しています。
大人が見るとどう感じる?
展開はゆっくりで、大きな事件も起きません。ただ、告白するかどうかで何日も悩む姿は、記憶のどこかを刺激してきます。
刺激的な番組を求めるとやや物足りませんが、「あの頃はこうだった」と思い出しながら見るには、ちょうどいい距離感です。
まとめ
『今日、好きになりました』は、同世代の恋愛を短い期間で見届けられ、そのあとSNSで語り合えることから、高校生に長く支持されています。
10代の話題についていきたいときは、ひとまず最新シリーズを1つ見てみると、驚くほど会話が通じるようになります。

