街で、ぬいぐるみやキーホルダーがいくつも付いたバッグを見かけることが増えました。「ずいぶんたくさん付けるんだな」と思ったら、それが今話題の「じゃら付けバッグ」かもしれません。
昔から通学バッグにキーホルダーを付ける文化はありましたが、今のじゃら付けは、ただ数を増やすだけではありません。推し、好きな色、キャラクター、旅先の思い出などを組み合わせ、バッグを“持ち歩ける自己紹介”にするところが新しいのです。
じゃら付けバッグとは?
「じゃら付け」とは、バッグにチャーム、キーホルダー、ぬいぐるみなどを複数付けて飾ること。音が鳴りそうなほど“じゃらじゃら”付ける見た目から生まれた、分かりやすい呼び名です。
フリュー「ガールズ総合研究所」の2026年調査では、16~25歳の女性1,031人のうち79.8%が、バッグに何らかのアイテムを一つ以上付けていると回答しています。平均個数は女子高校生4.6個、大学生以上2.1個、推し活層3.8個。若い世代だけのごく一部の遊びではなく、かなり広がっていることが分かります。
昔のキーホルダー文化と、何が違うの?
学生かばんにお守りやキャラクターを付けたり、携帯電話にストラップを重ねたりする文化は、平成にもありました。今のじゃら付けとの違いは、SNSで見せることを前提に、全体の組み合わせまで考える人が多いことです。
「好きなものを全部付ける」タイプもあれば、ピンクだけ、シルバーだけ、推しのメンバーカラーだけと、色をそろえるタイプもあります。フリューの調査でも、女子高校生は「色の統一感」、大学生以上は「服とのバランス」、推し活層は「推しのメンバーカラー」を重視する傾向が示されました。
つまり、同じチャームを買っても完成形は人それぞれ。商品そのものより、“どう組み合わせたか”に個性が出るのが今らしいところです。
なぜ2026年に流行しているの?
バッグが自分のプロフィールになるから
好きなキャラクター、音楽、色、ブランドを小さなパーツで並べると、言葉にしなくても「私はこれが好き」が伝わります。制服やシンプルな服でも、バッグなら気軽に個性を足せます。
少ない予算でも変化を楽しめるから
バッグを何個も買い替えなくても、チャームを一つ替えるだけで雰囲気が変わります。100円ショップのパーツ、カプセルトイ、旅先のお土産まで使えるため、予算に合わせやすいのも魅力です。
平成リバイバルと推し活が重なったから
携帯ストラップやスクールバッグを飾った平成の感覚と、推しの色やぬいぐるみを持ち歩く推し活が自然に合流しました。SHIBUYA109 lab.のトレンド予測2026でも、缶バッジやキーホルダーなど、持ち物を自分らしくカスタマイズする流れが紹介されています。
何を付ける?人気の組み合わせ
- キャラクターチャーム:好きな作品や懐かしいキャラクターを主役にする
- ぬいぐるみ・マスコット:写真を撮ったときにも存在感が出る
- イニシャルやネームタグ:色をそろえやすく、大人も取り入れやすい
- リボン、ハート、ビジュー:バッグに甘さや光を足せる
- 実用品:ミニポーチ、カードケース、リップケースなど
- 思い出の品:旅行先のキーホルダー、イベント限定グッズ、おそろいのチャーム
フリュー調査の人気キャラクターは、1位ちいかわ、2位ハローキティ、3位ミニーマウスでした。定番のかわいさと、自分の思い出を混ぜると、買ったままではない“自分のバッグ”になります。
ごちゃごちゃ見せない、じゃら付けのコツ
最初からたくさん買わず、まずは主役を一つ決めましょう。大きなぬいぐるみを主役にするなら、周囲は小さなチャームに。色はバッグ本体を含めて2~3色程度にまとめると、数が多くても落ち着きます。
金具の色をゴールドかシルバーにそろえるのも効果的です。さらに、長さの違うチェーンやカラビナを使って高低差をつけると、一か所に固まりにくくなります。
30代・40代なら、どう取り入れる?
大人は一気に4個、5個と増やさなくても大丈夫です。上質なレザーチャームに、小さなキャラクターを一つだけ重ねる。黒いバッグにシルバーの金具でそろえる。バッグの内側にだけ推し色を忍ばせる。そんな“控えめじゃら付け”も十分楽しめます。
仕事用なら、取り外しやすいリングにまとめておくと、通勤時と休日で切り替えられます。大切なのは若者と同じ数を付けることではなく、自分が見たときに少しうれしくなる組み合わせです。
落下や傷には注意しよう
重い金属チャームを付けすぎると、持ち手やファスナーに負担がかかります。高価なぬいぐるみや限定品は、ボールチェーンだけでなく落下防止ストラップも併用すると安心です。
満員電車や人混みでは、チャームが他人の服に引っかかることもあります。長すぎるものは内側へ入れ、鋭い金具は避けましょう。革や合皮は金具がこすれて傷になるため、透明カバーや布製ストラップを間に入れる方法もあります。
まとめ
じゃら付けバッグは、チャームをたくさん付けるだけの流行ではありません。好きなものや思い出を組み合わせ、バッグを自分らしく育てていく楽しみです。
主役を決める、色や金具をそろえる、落下対策をする。この3点を意識すれば、大人のバッグにも無理なく取り入れられます。まずはお気に入りのチャーム一つから、自分だけの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。

